星のカービィ スターアライズ 100%
「星のカービィ スターアライズ」をなんとか100%クリアしたよ。実は、カービィシリーズをちゃんとやるのは初めてだったから、こんなに早く100%行くデータができるとは思ってなかった。正直、一通りストーリー終わらせたらそこから進まないとさえ思っていた。マルチプレイとても楽しいし、カービィ初心者(自分)、アクションゲーム苦手な人(自分)にもオススメの出来。
星のカービィ スターアライズ感想
完全にしてやられた気がする。私は完全にカービィにハマってしまった。
アクションゲーム苦手でも、残機が増えまくるし、やられてもそのステージの途中から再開できる。なんて親切な設計なんだろう……。Switchが家にある人で、カービィがかわいいと思う気持ちがあるなら買わなきゃ損だと思う。カービィはかわいい。
フレンズたちもとてもかわいいし、最大4人プレイのため友だちや家族とわいわい遊ぶのにも適している。HPがなくなっても誰かの操作キャラが生きてさえいれば何度でも復帰させてあげられるのも強みだ。キャラクターは何度でも復活可能。キャラクターが消えてしまってもその辺でハートを投げればいくらでも仲間にすることもできる。
ゲームが苦手でも2人以上でのプレイであれば、ゲームオーバーの心配はないと言っても過言ではない。道中のしかけも、フレンズが勝手に解いてくれたり、ヒント(ほぼ答え)が出るので詰まることもない。
かといって、すごく初心者のためのゲームというわけではない。ステージが進むと敵も多いし、ボスも強くなる。一度負けても「次はああしよう、こうしてみよう」と考え、何度でも試せる。隠し要素もあるし、極め要素も多い。ストーリーが手ぬるいなら、カービィすっぴん縛りとかフレンズを減らしたりしていくらでも難易度を上げられる。道中のヒントですら設定で消せる。コレクション要素もあるのでしばらくは遊び飽きない。
ちょっとアレなところは、フレンズが中ボス撃破後の帽子に触れてしょっちゅう姿を変えてしまったり、たまに映像がカクカクする(ゲームカードでのプレイだから?)。あとはもうちょっとボリュームがあれば嬉しかった。もっと、プレイしたいよ!!
万人にオススメしたいゲームですね。
以下、細かいこととか。
映像美
やっぱりきれいだよね、Switch。PS4とSwitchじゃあ全然画質が違うなんて聞いたこともあるような気がするんだけど、背景もきれいだし、フレンズたちの技とかの水しぶきとか炎とかいろいろきれい。ムービーもすごかったし、キャラクターがアップになった時なんかは、素材感を感じるようなくらい作りこまれててかわいい。
ファンシーな世界を綺麗な映像で見れるのって最高に楽しいよね。
サウンド
自分は曲に関しては詳しくないし、あの曲のアレンジが~~とか分からないけど、同じような旋律で、全然雰囲気違うアレンジとかあって楽しい。カービィとして有名な曲のアレンジとかも多い。
ファンシーなかわいい感じの曲ももちろんある。が、ファンタジーなRPG系の音楽が好きな人は今回のカービィの曲大好きだと思う。要塞とか出てきて、熱いというか、冒険している感じだった。
ハイネス戦なんかは「聖剣伝説2」のダークリッチ戦の「呪術師」を一瞬思い出した。ああいう怪しい曲はなんていうんだろうか……。とりあえずこういう雰囲気ある曲大好きだし、キャラクターにとっても合っていた。カービィでこんな曲が流れるなんて想像もしていなかったから驚いた。
ラスボス、とってもいい感じで、こう形態ごとに音楽が変化していく感じが演出と相まってとっても良かった。カービィってこんな曲もあるんだーって思うのが多かった。
いろんな雰囲気の曲があって音楽に飽きることはない。
その他とか
ボス戦でポーズ押すとボスの説明見れるということを知ったのはわりと最近なのでもったいなかった。ボスキャラもかわいい子が多い印象。
ほとんど会話シーンとかないのでサクサク進んで楽しい。ストーリー性重視のRPGばかりやっているせいで新鮮。
演出・ムービーでなんとなくストーリーを把握している程度でも困らないし音楽とかで世界観伝わってくる感じあるし難しいこと考えなくてもいいので「楽しい!!!」って思っていたらクリアできるの最高に楽しかった。
ちょっと調べたら過去作とも関連がある話・設定らしいんだけど、単品でやっても充分すぎるくらい楽しい。知らなくても楽しめるのは強み。ストーリー重視とか会話重視だとそこを忘れたりするだけで進めなくなるもんなあ。
僕とカービィ
以下、カービィと個人的な思い出話。
自分の中のカービィはピンボールだった
カービィはアニメは毎週楽しみに見ていたし、GBAが出てもあのモノクロGBのカードリッジを挿していたくらいカービィのピンボールが大好きだ。他のピンボールはやったことがないので比べられないが、ヨッシーのパネポンとかも好きだったから、ああいうものが好きだっただけかもしれない。
さておき、ピンボールにはまっていた理由はいくつもあった。カービィというキャラクターがかわいいこと、敵もかわいいのが多いこと、仕掛けが結構凝っていること、音楽がかわいらしいところなど上げていくとキリがない。が、肝心のカービィシリーズ本編を高校生になるまで触ったことがなかった。興味はずっとあったのだが。任天堂機はSFC以降、家にはお迎えできなかったのも大きな要因だとは思う。
「アクションゲーム」というジャンルがどうしても苦手で、SFCのマリオワールド4なんかはドーナツ平野に行けるようになったのが中学生に入ってからという下手くそぶり(中学に入った頃に個人的にSFCゲームにハマっていた)であった。チキンプレイだし、おっかなびっくりすぎて、見ていて「もどかしい」とか「見ていられない」と兄弟によく言われた。
SDXに出会った日
転機は高校時代だ。よく一緒に遊んでくれていた先輩がカービィ好きということもあって「星のカービィSDX」を初めてプレイした。もちろん、この時は全然できなかった。カービィというゲームに慣れるのにも時間がかかったし、デデデもダイナブレードも一人で倒せない。だが、先輩が操作する心強い味方「ヘルパー」が自分の操作する「カービィ」をほぼ介護してなんとか1周、一通りのコンテンツを一緒にプレイした。ある程度、ボスキャラクターの動作には「決まり」があり、初動はこの技、とかそういうのがあるということを知った。ボスキャラはマルクが好きだった。(ただし一人で会うことも倒すこともできない)
そんなこんなで「カービィ」は難しい。ボリュームがあって難しいアクションがいっぱいでコピーも多くてどんな技がどんな時に出るのか覚えられない。そう思い込んでいた。
みんなで!カービィハンターズZ
いつだっただろうか、3DSを買い、ポケモンサンで遊んでいた頃、無料のカービィコンテンツが3DSで配信された。すごい、無料だ!食いついた。
毎日プレイした。リンゴを集め、素材のカケラを集め、「あいことば」でひたすらリンゴを溜めてどんどん新しい装備を買った。「レベルの概念」がある、「装備の概念」がある、この2つが自分にとってのアクションゲームの苦手を和らげてくれた。
2人でプレイできるときはレベルが互い違いに上がって体力に困ることはなかった。装備を買い替え、どんどん強いボスに挑んでいった。
知らないボスも多かった。そもそもSDXとピンボールしかしていないから当然だ。この時にSDXで学んだボスには「行動パターンがある」がとても役に立った。ボスと体力の限り戦い続けるのはとても楽しかったし、人と通信プレイができるのも面白かった。
このゲーム、実はまだ「ゆうしゃミッション」全達成していない。微課金したけどリンゴ足りない。あと、ランディアEX?アナザー?あいつらが40秒以内で倒せなくて討伐系のミッションすらまだ終わっていない。
ただ、これのおかげで相当カービィの操作には慣れたように思う。その後、WiiのカービィをやってみたりとかGBの初代星のカービィ(Wiiのコレクションに入っているやつ)をクリアしてみたりとカービィにハマっていった。
スターアライズが発売された
そんなこんなで「スターアライズ」が発売すると知った時はとっても嬉しかったしすぐに買おう!ってなった。発売日が待ち遠しかったし、発売してからはほぼ毎日起動している気がする。
ストーリーをクリアした時は驚いた。ラスボスのデザインかっこいいーとかボス戦の曲がかっこいいーとかまさか自キャラ中央でシューティングする系のアクションが来てしまうなんてとかいろいろ思っていたが、一番驚いたのは、自分がずっと1Pコントローラーを握って、クリアできる日が来るなんて。感動した。確実に、ゲームを楽しくプレイしていただけで、上手くなっていた。
もちろん今回はいつもより難易度が低めに設定されていることも承知しているが、それでもラスボスまで行って、フレンズ頼りではなく自分で最後までクリアできた。HAL部屋も1か所だけ自分だけで入れた。
100%にする過程では相当2Pにご助力いただいたが、スタアラのプレイ前とプレイ後では相当アクションゲームスキルが違うことを実感する。達成感がありすぎる。
自分の人生にとってかなり思い出深い作品になった。
アプデ楽しみ♡