東京ゲームタクト2018いったよ③~室内楽で聴く近年話題のゲーム音楽~
いろいろあって今年はやっと行けたので軽く感想とか書けたらいいなあっていうだけの話。だったんだけど、長くなったから分割することにしたよ。室内楽で聴く近年話題のゲーム音楽編。
公演ごとの感想とかメモ
もはや感想でもメモでもなくて「思ったこと」「思い出したこと」「想い出」みたいなひっどいまとまらない言葉になった。ゲームやろう。
2日目 大ホール 室内楽で聴く近年話題のゲーム音楽
なんとゲームタクト最終公演になってしまった。たのしいお祭り終わってしまう。
でも最後までしっかり楽しめた。「近年話題のゲーム」と銘打っている通り、スマホのゲームや、PS4、switchで出たばかりのゲームたちの音楽は新鮮だった。
逆転オセロニア
オセロニア、サントラまだ出ていないみたいで、予習もyoutubeが関の山だった。オセロニア、すごいわくわくする曲で楽しくてやってみたさを感じてたんだけど、谷岡久美さんもインタビューで「RPGとかの戦闘曲はボスとかだと憎しみとか哀しみとかそういうものがあるんですけど、これはプレイヤー同士のバトルなので単純にわくわくする曲にしました」的なことをおっしゃっていて、なるほど。確かにそうだよなって思ったのです。僕的に、カードゲームで遊んでいた時期をなんとなく彷彿とさせるような曲だった。つまりプレイヤー同士で遊んでいる、わくわくした対戦っていう感覚そのものなわけで、すごい感性の持ち主だなあと改めて思いました。谷岡久美さんすげえ。
そしてなんとサントラも発売が決まったようで、うれしい限り。とりあえずゲームもやってみよう。
明るくてテンションの高いトランペットの音が響くような曲が印象的だったんだけど、どれがどの曲やら確認できないのが残念。サントラの発売を待っていよう。
モンスターストライク
桑原さんが「フラメンコ調の曲と、裏切りがテーマの曲」っておっしゃっていた通り、そのまんまのイメージの曲だった。
「神獣の聖域~狩人の宿命~」はギターデュオが素晴らしかった。中條謙治さんと太田光宏さん、ほんとギターの絡み合うサウンドが素敵だった。あれは何度でも聴きたい。太田さんのギターは聞き惚れる繊細さでたまらん。こういう曲はフィギュアスケートとか新体操とかそういう表現系にも合いそう。ちょうかっこよかった。
「超絶~罪過の協奏曲~」これだった気がするんだけどピアノ協奏曲みたいになっててすごいよかったなあ。
グランブルーファンタジー
メインテーマ~ローズクイーン~星は空高く
メインテーマについて、植松信夫さんがインタビューで「アップテンポでメロディアスな曲が得意。この曲もそうだけど、気に入っている」っておっしゃってた。植松さんっていえばこういう楽曲のイメージある。「星は空高く」に関して僕は、FF7みたいなのイメージしちゃう。植松さんは「意図的に変な和音入れてるよ。意図的だからね」みたいなことおっしゃってた。不安になるような音作りっていうのはそういうとこもあるんだろうなあって思うんだけど、自分は作曲とか和音とかよく分からない。詳しかったらもっとすごさが分かるんだろうけど。
ローズクイーンの霜月はるかさんの衣装!まさしくローズクイーンみたいな黒のチュールがかかった深紅のドレスでかっこよかった。ほんと、かっこよかった。
吹奏楽でも同じこと書いてるけど、ほんとメインテーマいい曲で広大な空に飛び立ちたい気持ちになる。
ローズクイーン、すごい。イントロからもう引き込まれちゃうし、霜月はるかさんの歌い方もかっこいいし、なんかもうすごい。泣きポイント。
星は空高く、がこう不安になる曲でとてもよかった。コーラスとかすごかったし、すごいこの3曲引き込まれる感じだった。
消滅都市
エミ・エヴァンスさんとSAK.さんのハーモニー綺麗すぎてもうファンになるしかなかった。こういう絡み合うツインボーカル、大好きだけど、綺麗に声がそろうところがたまらん。アコースティックアレンジって作編曲の加藤浩義さんがおっしゃってたけど、めっちゃ美しいハーモニーを堪能できる素晴らしいアレンジ。もっともっと聞いていたかった。疾走感のある原曲ももちろん素敵だけど。
アナザーエデン 時空を超える猫
PVが流れてたのが結構面白そうでやろうって思ってインストールした。
サラ・オレインさんのヴァイオリンめっちゃ綺麗だし、サラ・オレインさんめっちゃ綺麗だし、サラ・オレインさんずっと見てた。お姫様じゃん。って思った。
内容が入ってこなかったわけではないけど、サラ・オレインさんをめっちゃ見てた。
光田康典さん作曲の「Another Eden ~時空を超える猫~」
たまたまamazonprimeでこのサントラ聞けたので聞いてから来てたんですけど、やっぱりかっこいいな~すごいなあ~って思ってた。オーケストラで聴いたらやっぱりもっとかっこいいしすごいな~ってなる。語彙がないけど。サラ・オレインさんのヴァイオリンの音色めっちゃ綺麗でほんとすごい感動した。中條さんもギターで参加してて、ヴァイオリンとギターってなんかこうあんまり見ない組み合わせなような気がしたんだけど、でも全然違和感なくてかっこいいってただただ思ってた。
魔獣城・Another Force・迫り来る運命の振り子・時層回廊
魔獣城はめっちゃコーラスすごくて荘厳な感じ。Another Forceはやっぱり戦闘曲の激しいというか熱いというかそういうかっこいい曲だった。
迫り来る運命の振り子・時層回廊は、インタビューでもおっしゃられていたような緻密さや逆に苦手っておっしゃられていた激しさのようなものも感じた。
美しいメロディとコーラスに弦楽器の激しい刻むような音が印象的だった。
FFXV
ついにやってきてしまった。聞いたら絶対泣くでしょ、なラインナップ。
「Somunus(instrumental Version)」「APOCALYPSIS NOCTIS」「Valse di Fantasica」「Somunus」「NOCTIS」
泣くしかない。「Somunus」インストの方のピアノのあの重苦しいところから始まるのが最高にFFXVな感じでめっちゃくちゃよかった。そのあとに続く旋律とかもう本当いろいろ物語っているような曲でほんとすごいし、感情が伝わるような演奏で泣き崩れる。
「APOCALYPSIS NOCTIS」の曲でイメージを伝えてラテン語にしてもらった歌詞を乗せたっておっしゃってたけど、ラテン語にしたっていうチョイスとか、イメージの「残酷な運命でも前に進もうとするのを鼓舞するような」っておっしゃっていたのがもう、本当ありがとうございます。ノクトのことを想って書いてくれている曲なんだって思ってああ~~~って涙があふれるしかないし、コーラスの方々の力強さに泣きたくなった。泣いてたけど。
「Valse di Fantasica」この曲の旋律はフィールドでも結構聴けて、すんごく好きだし、オープンワールドになったFFXVを象徴するような曲かなあって思うんです。
どこまでも広がる空と大地で狩りをしながら車で向かうから、モンスターとか自然とかいろんなものと隣合わせな感じがして、でも城にいた頃はこんな世界見ることなかったわけだし~~~ってノクトたちのことばっかり思い出しちゃうけど、つまりそんな広大な世界そのものかなあって。
それが生演奏で体そのものに響くような音で聴けたからもうFFXVの世界を体感したといっても過言じゃない。ほんと優雅で力強い素敵な演奏だったわ…。
「Somunus」これ聞くともうすぐこのゲーム終わっちゃうんだなあって思って悲しくなるんですけど、それ以上にノクトがノクトが!って思って悲しくてたまらないんです。あんなに平和だったインソムニアがこんなになっちゃったところに帰ってくるのがそんな最後の最期だなんて悲しすぎる。あと、インソムニアのずっと夜のマップでひたすら探索してたの思い出すし、アーデンが出てきたりとか、一番初めにクリアを見た時とか思い出して、もう涙止まらない。
演奏の盛り上がりとか切なさとかもう本当にすごくて、本当に本当によかった。
「NOCTIS」このSomunusの後のNOCTISですよ。はー、わかってるなあーって気持ちになった。これのイントロ聞いた瞬間に、日の光が差し込む感じするし、切ないけど後に世界も続いていくし、生きたいと思った世界が続いていくノクトの心境そのものをうまく表現している演奏だったし、クリアした後のゲームのタイトル画面になったあの気持ちだった。
「聞けて良かった……」
ゼルダの伝説
メドレーなんでどれがどの曲かわからんのですが、ゼルダ姫のテーマかな、すっごい綺麗な曲で超好き。かわいいし、優しいしホッとする感じ。リンクにとってのゼルダ姫ってそういう存在なのかもしれない。
フルートのソロがめっちゃきれいな楽曲あったんだけど、ほんっと柔らかくて繊細なフルートの音色であ~~~フルート超好きーってなったぞ。めっっちゃよかった。
アンコール後のサラ・オレインさんのヴォーカル曲、めっちゃ柔らかくて綺麗でゼルダ姫がそこにいたんだけどほんとやばかった。
ハイラル城スマブラで聴いたことあるから知ってたけど、すっごいかっこいい曲になってて知ってるのに知らない曲みたいだった。テンション上がる。
そんな感じで終わってしまった。
サラ・オレインさんが衝撃的すぎだし、消滅都市のツインボーカルやばすぎだし、霜月はるかさんのローズクイーン最高すぎたしFFXV大好きだし、モンストかっこいいしオセロニアやりたいし、アナザーエデンかっこいいし感情が忙しい公演だった。
音楽ってホントすごいわ。